濱沖敢太郎のブログ

濱沖敢太郎(教育学)のブログです。主に研究教育のメモとして使おうと思っています。

日記221007

履修者一名の大学院講義で読むことに。

 

初回に話を聞きながらあんなのどうこんなのどうみたいな提案をいくつかしてたら一番ヒットしたみたい。どんな講読になるやら(するやら)。

 

 

 

日記220927

出張のお供。

 

まずはタイトルでギョッとしたけど、いざ手にとってみて現在1周目、全然頭に入ってこない...

具体的な仕事のイメージが湧かないから、何を議論しているかわからず、つらい。

 

 

 

日記220920

全部は読んでない。というか、大原の雑誌からいくつかの報告やインタビューを読んだというところ。

 

必要があって勉強してるけど、まだよくわかんない。いつかわかるのかも、わかんない。

 

 

日記220822

こういう細切れなやつがありがたい時期。

 

集団主義教育の批判』と『教科書の社会学的研究』がおもしろくて手に取ったけど、「なんかイメージしてたのと違う…」って感じでした。2冊しか読んでないからってことなんでしょうけど。

 

 

 

 

日記220807

片岡の書いたうち、序、1章5章を読んだけどおもしろい。

 

全生研の集団づくりの問題を、Fスケールを使って経験的に検証しようという研究デザイン(に共同研究としていろいろ広がる感じ)。

まず1章での全生研や竹内常一の著作の検討がとても丁寧。記述の端々から「立場の違い」みたいなものはうかがえるけど、それは抜きにして論の全体を追いながら意義と問題を整理する。ここでの丁寧な整理があるからこそ、Fスケールにもとづいて検証しようというデザインがおもしろくなる。5章のデータ分析は正直問題が多くて著者の主張を裏づけるものとは言いがたい。ただ、上に書いたようにデザインの納得度があって「ああこういう仕事大事だ」と思わせるものがある。

難しいのは「集団主義教育」の問題を全生研等々に帰責する論の展開が妥当かどうかということ。著者も共同研究としての広がりに関わってある程度注意深くは論じてるけど、著者(たち)が論じようとしている「集団主義」は全生研とは関係なくね?とか、むしろそういう土壌があるからこそ思考ややり方を精緻に提示していく「集団主義教育」に現実的に望むべきものがあったんじゃないかとか。…と考えていくと「ああ大事な仕事だ」との微妙な齟齬というか、実際に議論させたらどう噛み合わなくなるか、どうお互いの仕事を尊重できるかとか雑念がまとまらない。片岡に限って言えばここから『教科書の社会学的研究』にどう考えが展開していったのかとかは気になるところ。

世の中どう見るかって大事だなー(唐突)。