濱沖敢太郎のブログ

濱沖敢太郎(教育学)のブログです。主に研究教育のメモとして使おうと思っています。

日記200824

後期の1コマは「質的データの分析をやってみよう」にするつもり(もう1コマが量的データの分析)。自分も分からないし勉強したいから。

なかなかいいテキスト無いなぁと思ってたんだけど、以下の本は「分析っていう時にどんな作業をしてるのか」が見える章があるのでよさそう。こういう「既発表論文の研究のウラガワ」みたいな本をたまーに見かけて、それ自体は手続きを知る&考えるときのいい題材になるのでとてもうれしい1冊なのだけど、ちょっと気になることがあるとすれば、そういう手続きは本来論文に書かれるべき内容なのでは、というところでしょうか。

 

「研究に必ずしも分析は必要ない」「分析したからって新たな知見が見出せるわけではない」「分析っていうのは注目すべき要素(単位)の特定と要素間の(無)関係の記述だ(と思う)」「関係を記述する時にモデルを作る(使う)かどうかはかなり大事な分岐点」「この授業で質的データというのは数値化されていない(できない、ではない。ここめっちゃ大事)データのことを指すよ」

 

この5つを確認しながら「実際に分析やってみっぺ」という時間にしたいんだけど、何を実際にやったらよかんべぇ... ちなみに3つめについてはこんな感じかなぁという自分なりの理解なんだけど「質的データの分析」にかんする本を読んでもなかなかちゃんと書いてくれないのでかなり困っております。授業としての一番の懸念は、趣旨そのままに「分析してみたけど、何かがわかったわけでもなく、なんだったんだこの時間...」という反応になることか。まずは係結びとか英語の基本5文型を例にやってみようかな(割とマジ)。

 

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