濱沖敢太郎のブログ

濱沖敢太郎(教育学)のブログです。主に研究教育のメモとして使おうと思っています。

【2020年度シラバス4】教育学(非常勤)

0. 自己紹介

(省略)

1. シラバス(冊子再掲)

(省略)

 

2. 授業の趣旨

・濱沖は聴衆を寝かせる達人なので、みなさん自身に本を読んでもらったり、話をしてもらったりした方が、内容に親しみを持てるのではないか(ハードだけど)。
・今後、簡潔に情報を伝えなければいけない場面、口頭の指示を自分で記録・まとめなければいけない場面が、おそらくたくさん出てくる。その練習も兼ねてみよう。

 

3. 具体的に何をやるのか

・10名程度のグループに分かれて作業を行う
・「本の紹介=プレゼンター」と「本の要約作成=聞き手」
・本の紹介(1分)+内容にかんする質疑(14分)+要約作成(10分)
・聞き手は、要約を作成する上でプレゼンターの紹介では足りないと思う部分について質問する。
・上記プロセスを1コマ3ターン=1パートで12ターン
・1パートごとに1人あたり最低1回はプレゼンターをつとめる

 

4. 成績評価

・紹介を担当した本の聞き手の要約が、どれだけ適切に作成されているか
・つまり、聞き手のレポートを使って、プレゼンターの評価を決めます
・レポートは1人分につき1〜3点で評価。
・レポートの合計点がプレゼンターの得点です。1回につき最大25点。
・グループワークでは以下のポイントに注意しましょう。
プレゼンター:簡潔な説明&質問への適切な応答をできるよう、本を丁寧に読んでおく
聞き手:要約の作成を念頭に質問をする&質問の趣旨を明確にする

 

5. 予習

・プレゼンター:担当文献の準備
・聞き手:対応する教科書の章を読んでおく(「8. 文献一覧」参照)

 

6. 今日決めること

・文献担当

 

7. 次回

・映像視聴
・要約作成の練習(プレゼンター:濱沖)

 

8. 文献一覧

〈パート1〉

第3回(テキスト第1部1・2章)
・大田堯(1990)『教育とは何か』岩波新書
・堀尾輝久(1989)『教育入門』岩波新書
・木村元(2015)『学校の戦後史』岩波新書
第4回(テキスト第1部3章)
・河原和枝(1998)『子ども観の近代』中公新書
尾木直樹(2000)『子どもの危機をどう見るか』岩波新書
・市川伸一(2002)『学力低下論争』ちくま新書
第5回(テキスト第1部4・5章)
広田照幸(1999)『日本人のしつけは衰退したか』講談社現代新書
・中村高康(2018)『暴走する能力主義ちくま新書
・藤原辰史(2018)『給食の歴史』岩波新書
第6回(テキスト第1部4・5章)
・岩木秀夫(2004)『ゆとり教育から個性浪費社会へ』ちくま新書
・橋元良明(2011)『メディアと日本人』岩波新書
・小沢牧子(2002)『「心の専門家」はいらない』洋泉社

〈パート2〉

第7回(テキスト第2部2章)
・鈴木翔(2012)『教室内カースト光文社新書
奥地圭子(2019)『明るい不登校NHK出版新書
・菅野仁(2010)『教育幻想』ちくまプリマー新書
第8回(テキスト第2部4章)
・波多野誼余夫・稲垣佳世子(2020)『無気力の心理学』中公新書
・岡本夏木(2005)『幼児期』岩波新書
・開一夫(2011)『赤ちゃんの不思議』岩波新書
第9回(テキスト第3部1章)
・阿部彩(2008)『子どもの貧困』岩波新書
・近藤幹生(2018)『保育の自由』岩波新書
・山口慎太郎(2019)『「家族の幸せ」の経済学』光文社新書
第10回(テキスト第3部3章)
・門脇厚司(2010)『社会力を育てる』岩波書店
・小針誠(2018)『アクティブラーニング』講談社現代新書
・渡部淳(2020)『アクティブ・ラーニングとは何か』岩波新書

〈パート3〉

第11回(テキスト第4部1章)
・児美川孝一郎(2013)『キャリア教育のウソ』ちくまプリマー新書
・鹿嶋敬(2019)『なぜ働き続けられない?』岩波新書
本田由紀(2009)『教育の職業的意義』ちくま新書
第12回(テキスト第4部3章)
・柘植雅義(2013)『特別支援教育中公新書
・平岩幹男(2012)『自閉症スペクトラム障害岩波新書
・宮子あずさ(2013)『看護師という生き方』ちくまプリマー新書
第13回(テキスト第4部4章)
・柏木恵子(2013)『おとなが育つ条件』岩波新書
高橋恵子・波多野誼余夫(1990)『生涯発達の心理学』岩波新書
浜屋祐子・中原淳(2017)『育児は仕事の役に立つ』光文社新書
第14回(テキスト第4部2・4章)
前田健太郎(2019)『女性のいない民主主義』岩波書店
・竹内悊(2019)『生きるための図書館』岩波書店
・猪谷千香(2014)『つながる図書館』ちくま新書