濱沖敢太郎のブログ

濱沖敢太郎(教育学)のブログです。主に研究教育のメモとして使おうと思っています。

日記201104

月曜日に書こうと思ってて忘れてました。

 

めっちゃいい本だった。まずは、学生に「とりあえず読んどけ」と言えるという意味で。

あとは、もう一つ、今ある仕組みを理解or見据えた(うまく言えてる気がしない)上での問題提起だということ。参加しているゼミとか研究会ではチラホラ発言してるんだけど「学術上重要な知見を提示する(→問題を発見する)こと」と「実生活上、重要な問題であると主張する(→研究者以外に問題提起する)こと」の両立って大事だけど難しいなと思っていて。これがなぜ別の問題と言えるのかとか、両立すべき課題かとかはおいておきましょう(それはそれでよくわかる)。

教育社会学の研究者は、「教育学の他領域より人目に止まる機会が多い」かつ「何かしら知見を世の中のために生かしたいという人も多い」ように思うのだけど、ケースが多いからなのか先の2つの作業が噛み合ってないことに「大丈夫かな...」と心配してしまうことがたまーに。そんなこともあって、川口さんのお仕事はこの本に限らずすごいなぁといつも思っています。

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